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呼吸器疾患の障害用の診断書
慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息などの呼吸器疾患で障害年金の申請をする際に使用する診断書の様式が、呼吸器疾患用の診断書です。呼吸器疾患用の診断書には、傷病の種類に関わらず記入が必要な⑩欄「共通項目」があります。
共通項目の内容をいくつか挙げると、「胸部X線所見」、「臨床所見」、「活動能力(呼吸不全)の程度」、「換気機能」、「動脈血ガス分析」などの項目があり、どれも重要であるため、診断書が出来上がったら記入漏れがないか確認が必要です。
呼吸不全による障害年金の申請においては特に、「換気機能」と「動脈血ガス分析」は審査結果に大きく影響する重要な項目ですが、「動脈血ガス分析」の「動脈血酸素分圧」や「動脈血炭酸ガス分圧」は記入の仕方を間違えられることもあるので、正しく記入されているか必ず確認しましょう。
また、共通項目の中に、「一般状態区分表」という項目もあり、一般状態区分表も審査結果に大きく影響する重要な項目であるため、日常生活や就労に関しての障害の程度を適切に反映してもらうことが大切です。
診断書の裏面には、⑪欄「肺結核症」、⑫欄「じん肺」、⑬欄「気管支喘息」があり、それらの傷病で障害年金の申請をする場合には、それぞれ該当する欄も記入してもらいます。
⑮欄「現症時の日常生活活動能力及び労働能力」については、何の傷病で障害年金の申請をするかに関わらず必ず記入が必要な欄です。日常生活活動能力と労働能力の両方についてきちんと記入してもらうことが重要です。
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